歯周病の進行
歯周病の症状がまだ初期の段階では、歯磨きをした時に出血したり、歯茎にちょっとした違和感がある程度の症状がしかありません。
しかし症状が進行してくると、歯がグラグラと揺れてきたり、歯並びが悪くなったりしてきます。
そうした症状が出てくる頃には、歯周病が原因の口臭も認められる事が多く、多くの人はこの段階になってようやく歯科医院を受診されます。
明確な自覚症状が現れている頃にはすでに歯槽骨の大部分を失っていることが多く、一度溶けてなくなってしまった骨はもう元に戻ることはありません。
したがって、歯周病の治療では特に事前予防することが重要になってくるのです。
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P1歯肉炎 歯茎が腫れ、歯磨き時に出血する事があります。 P2軽度歯周炎 歯茎と歯の間が広くなり、出血したり、膿が出たりして口臭を感じる場合があります。 P3中度歯周炎 歯茎と歯の間の炎症が慢性化し、歯の周りの骨が溶けてきます。
口臭、歯が浮いたような感じや、寝起きに口内がねばつくようになってきます。
また、強く物を噛むと痛みが出て歯も揺れてきます。P4重度歯周炎 歯の根を支える骨がほぼ溶けてしまっています。
歯の揺れはさらにひどくなり、歯の根が露出し、硬い物を食べる事が出来なくなってしまいます。
歯並びも悪くなり歯と歯の間には明確に隙間が出来てきます。
歯周病セルフチェック
- 歯を磨いた時に出血がある
- 歯茎が赤くぶよぶよとしている
- 歯茎を押すと痛みがある
- 歯と歯の隙間が以前より大きくなった
- 食べ物がはさまりやすい
- 歯が長くなったような気がする
- 口の中がねばつく
- 歯茎から膿が出てくる
- 口臭がある
- 硬いものが噛みづらい
- ぐらつく歯がある
- 歯磨きをしない日がある
- 歯医者には数年間行っていない
- 糖尿病にかかっている
知覚過敏とは
虫歯ではないのに、冷たいものを口に入れた時に染みることがあり、この場合は知覚過敏が疑われます。
知覚過敏は、歯の中の神経に虫歯の原因菌が感染していない状態でも神経が炎症を起こしてしまっている状態を言います。
知覚過敏の主な原因としては、歯周病や強すぎる歯磨きなどがあり、噛みあわせや歯ぎしりなどもあげられます。